アニメーションの仕事

先日、とあるビッグプロジェクトが終わり、その打ち上げ&試写が
今回のプロジェクトのメインでもあるTBSさんの社内で行われたんですが、
自分は今回アニメーションディレクター、そしてアニメーターとしてお仕事させてもらったんですが、
実際、どのような流れでアニメーションが作られているのか、今までの経験をもとに簡単に解説したいと思います。

01,企画
02,世界観、メインキャラクター制作
03,シナリオ制作
04,絵コンテ
05,プレスコ(キャラクター音声収録)
06,サブキャラクター、背景制作
07,アニメーション制作
08,音効制作
09,MA
10,レンダリング
11,納品

ざっと流れを列記しましたが、工程としては基本的にこのような流れになると思います。
もちろん前後することはありますが、それはプロジェクトの進捗具合などによってディレクターが最良と思う工程を、
プロデューサーと相談しながら決めていかなければ行けません。

今回のアニメーション制作は規模が大きいので、このように沢山工程を踏みますが、
webアニメーションなど規模が小さくなる場合は、もっと集約されたり省かれます。

01,企画
02,シナリオ・案出し・絵コンテ・ラフなど
03,キャラクター制作、背景制作
04,アニメーション制作
05,納品

アニメーション制作はご覧の通り非常に多くの工程を踏みますが、
ではどうしたら良いアニメーションが結果として生み出すことができるのか…!?

それは、全部がうまくいくことです。
本当にどれも重要です。
ストーリーもののアニメーションの面白さでいうと、世界観と脚本が最重要だと思います。

アニメーションディレクターは、全部がうまくいくために働く人だと思います。

アニメーションディレクターに必要なものは沢山あります。
最終形のイメージを早い段階で固めておく必要がありますし、
スケジュールやそれに見合った優秀なスタッフのリソースの確保を把握しておかないといけませんし、
全体の調整とバランスを行いながら制作を進めることができる能力が必要になってきます。
また、放送、メディアの用途における専門知識も必要です。
そして何よりも映像作家としてのセンスが必要です。

それ以外に重要だと思うのは、コミュニケーションスキルだと思います。
大きなプロジェクトになればなるほど、多くの人が関わります。
新しいスタッフの方にお願いすることも多々あるので、
自分は兎に角コミュニケーションの箇所は制作と同じように重要視している点です。
意外に多い初歩的なミスが、あとで非常に大変な結果になることがあります。
ただ確認していれば済むだけのことが、大きなミスに繋がります。
何故そんなミスが増えるかというと、みんな忙しくて見落としてしまうからです。
そういったくだらないミスは絶対にしたくないので、そこは徹底しておこなうようにしています。

自分はアニメーションディレクターをしながらアニメーターとして実制作もするのですが、
これがかなり大変ですw
作りながらスタッフに指示を出しチェックするんですから、
そりぁ大変に決まってますが、やっぱり作りたいんです。

基本全部自分でやりたいと思ってる人間なのでしょうがないですが、
優秀なスタッフに恵まれると、自分の想像以上のものが上がってきた時の感動は、
ことばにできないくらいのものがあります。

それを見せられると、またこっちも負けられないって思ったり。

一人でつくるにしろ、多くの人と制作するにしろ、今後も良い制作ができるよう精進していこうと思います。