ムーミン谷の冬

小さなトロールと大きな洪水
ムーミン谷の彗星
たのしいムーミン一家
ムーミンパパの思い出
ムーミン谷の夏まつり
ムーミン谷の冬
ムーミン谷の仲間たち
ムーミンパパ海へいく
ムーミン谷の十一月

ゆっくりと読み進めているムーミンシリーズ。ムーミン谷の冬を読みおえる。
ムーミンシリーズを読み進めていくなかで共通する素晴らしさは、沢山のキャラクターが出てくるにもかかわらず、みんな個性が立っているという点で、それはメインキャラクターに限らず少しの登場シーンのキャラクターでも同じという点。
フィンランドの冬をテーマに数々のドラマを生み、何とも言えない深みがある作品。

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たのしいムーミン一家

小さなトロールと大きな洪水』『ムーミン谷の彗星』から『たのしいムーミン一家』まで読了。
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最近ムーミングッズやムーミン関連の本など、色んなところでみるなーと思っていたらトーベヤンソン生誕100周年だった。

第3作目の『たのしいムーミン一家』を読み終わって、ムーミンの本の凄さが更に分かってきた気がする。
ムーミンには多くのキャラクターが出てくるんだけど、パパ、ママ、ムーミントロール、スニフ、スナフキン、スノーク、スノークのお嬢さん、ヘムレンさん、じゃこうねずみ、ニョロニョロなど更に多くのキャラクターが出てきても、みんなそれぞれでいろんな展開や絡みがあるし、ストーリーが流れるように進み、前回のお話との繋がりもあり、尚且つ冒険的で壮大なスケールで展開してゆく。

ムーミン童話が本当にいいなぁと思うのは、魔女の宅急便でもそうだったんだけど、自然との共存で生きているという点。

あと、ムーミントロールの性格はサラッとしていて好奇心旺盛で勇敢で優しくて、彼の親友のスナフキンもサラッとしている性格で、
このサラッとした感じは自分も惹かれる。人って、優しすぎたりかまいすぎたりすると、どうもべとつく感じになりがちだけど、用件が済んだらサラッとそれからはパーソナルスペースをお互い尊重するという、このタイミングがとてもいい。
自分で切り出すか、相手から切り出すかはどちらでもかまわないけど、こういうタイミングの合う人に出会ってみたい。

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親友との一時のお別れもサラッと

ムーミントロール

プーさんの次はムーミン。
トーベ・ヤンソンさんはムーミンの産みの親。
『小さなトロールと大きな洪水』が最初に書かれたということで、この一冊から読み出した。
まだ他のムーミン童話は読んでないが、この1冊はムーミンシリーズの中で1番好きになりそうな作品な気がする。
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『小さなトロールと大きな洪水』はムーミンシリーズの記念すべき第一作だったが、実は第2次世界大戦中の1939年に書かれてる。暗い暗い戦争中に書かれた作品。第2次世界大戦の直後に限られた部数で出版されたきり絶版になっていたらしい。1991年に文章や挿絵そのままであらためて出版。つい最近のことだ。

これを再出版するにあたり、半分ぐらいまで筆を入れたそうで、考え直してそのままの形で出版されたそう。
その理由はあとがきにも書いてあるが、そのままの形というのが、ヤンソンさんのこの作品に対する色んな思いが込められている気がする。

ヤンソンさんの絵はデザイン的でとっても素敵。

ムーミントロールのママが、なんともいい顔をしていたので模写してみた。
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クマのプーさんの原作

ずっと気になっていた大好きなプーさんの原作を読んだ。
アニメのプーはかなりやばいバカで超マイペースなクマ。
そんなバカなクマとその仲間の話なのに、なぜか感動してポロポロしている自分。

原作のプーさんシリーズは、童話では「クマのプーさん」と「プー横町にたった家」。
作者はA.Aミルン。挿絵はアーネスト・H・シェパード。
01 黄色い方が古い原作、家の前に出されていた古本を妻がもらってきた。白いのは図書館で借りてきた。

02 日本でのプーさん原作は、1940年に岩波書店で出版されたらしい。そしてこの黄色のプーさんは1956年8月に石井桃子さん訳のプーさん。古いせいか読みずらかった。

原作のプーさんも同じくかなりバカなクマとその仲間の話だったw
プーさんは自分のこともバカだと認めていて、バカな自分を気にすることなく、超マイペースなとても正直で友達思いのやさしいクマ。
コブタ(ピグレット)は凄く臆病者で、ちょっと頭がいいと自分では思っている。みんなからコブタって凄いと褒めてもらいたい。そういうところを気にするコブタ。イーヨーは超面倒くさい。フクロウは字が書ける。間違ってるけど。難しい言葉を使ってひたすら長い話をする。ウサギは頭が切れるがせっかちでよそ者がくると意地悪を仕掛ける。ルーとカンガは途中からくる。トラー(ティガー)はアニメの通りかな。クリストファーロビンはプーのことが大好きなやさしくて凄く良い子。これも同じか。


原作ではプーさんが詩をよく作るんだけど、もし日本語訳でなくて原作の英語で理解できればもっと素敵な気がする。詩はニュアンスが伝え辛いから訳すのが難しそう。原作とアニメは色んな場面で少し違っていて、特にラストも違う。

ディズニーアニメのプーさん、妻が子供の頃にビデオが擦り切れるほどよくみていたプーさんは、日本語吹き替えで今の日本語吹き替えと訳が全く違う。昔はバカとかデブとか普通にいってたのに、今のプーさんはそんな「子供に悪影響!?」な言葉を使わなくなった。見比べると分かるが明らかに昔の表現の方がストレートで潔い。吹き替えが変わるだけでアニメの印象も変わってしまうのが残念。

原作を読んでもプーさんが何で大好きなのか未だにはっきりよく分からない。
不思議に引きつける世界観がプーさんの中にはあるに違いない。
原作もアニメも素敵な作品だ。