Flashは凄い。Dragonframeは凄い。

CreateJSに絡めて何度かFlashについて投稿したが、現在制作中のコマ撮りアニメーション案件で、Flashを活用したコマ撮り制作を行っている。
コマ撮りとFlashとの連携では、昨年制作したTBS CatChatの赤ちゃん向けアニメAnimal Talkでも使用したが、今回はまた少し違った制作方法でFlashを活用している。

具体的な制作方法としては、2DアニメーションをFlashで制作し、それを印刷データに連番で書き出してコマ撮りをするという流れになるのだが、その連係でPhotoshopを挟んだりAEを挟んだりと色々やるにしても、制作したムービーをDragonframeに読み込み、それを確認しながら撮影していくという、短期制作には素晴らしく便利で、制作費も押さえた形でミスの少ないフローを実行することができる。

案件に応じて七変化するFlashと、コマ撮り制作なら万能なDragonframeは、HOUSE BLENDの制作においてはなくてはならない存在。
因みに今回の制作で、Flash CS5では印刷サイズが大きかったせいか300dpiで出力できなかったが、CCにしたら出力できていて、しっかりとバージョンアップしているのが嬉しかった。

最近こうした面白い制作をすることが増えていて、企業様のクリエイティブ意識が高くなっているのをヒシヒシと感じている。

我々制作サイドもそれにしっかりとおこたえし、強みやノウハウを活かし新しいアイデアを提供しつづけていかなければいけない。

2Dとコマ撮り

長らくブログの更新が滞ってしまった。
5月から制作が立て込んでしまい、日々アップアップだった。
今回は赤ちゃん向けのアニメーションを制作。
2Dアニメーションとコマ撮り制作を同時進行で行う、アニメ三昧の状態だった。

赤ちゃん向けアニメ、めちゃくちゃ強い気持ちで制作に望んだ。
そもそも赤ちゃんにアニメをどう伝えるか、というところから考えた。

アニメの基本は音とリズムにあるんじゃないかなと思う。
プレスコでやる意味は1番感覚に近い『音』を重要視することにあり、赤ちゃんも目より耳から形成されるので耳は目より感覚的。
視覚的にアニメーションを作るというよりは、音に合わせて動きを作るのが自然というふうに最近強く思う。
ディズニーのファンタジアなんかはまさにそんな感じだと思うのだが。

それとデザイン性とエンタテインメント性。
ムナーリの絵本は制作前に中目の古本屋デッサンにみにいき、そぎ落とされた絵とエンタテインメント性の重要性再認識した。

コマ撮りでは初めての線画台で短期制作ということもあり、2DでデザインとVコンテをおこし、そのあと2D上でアニメートさせて、アシスタント協力のもと置き換え式でコマ撮影。
FBやtwitterで投稿したが、作業場は混沌として佳境時は足の踏み場も無かった状態。
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2Dも同じくVコンからプレスコで制作。

今回の制作で心がけたことは、情報量は極力少なくシンプルに音に合わせた動きを付ける。
シナリオによって見せ方や何を伝えたいか、絵割、エンタテインメント性、演出などいろいろ変わってくるが、基本はそこにあると思う。
トータルで良いアニメに仕上げるには、全部のクオリティーが高くなくてはならない。

そして時間が無い中で能率的に進めるには、アニメーション制作の豊富な経験と、しっかりさばけるディレクション能力の両方が必要だと思う。

数年前に比べると、そこら辺の能力は上がっているように思うが、もっともっと上手くならなくちゃいけない。本当にまだまだ。上には上がいるので。

制作に携わったすべての方々に感謝します。
まだまだですが、良い制作ができるように精進していきます。

Flash復活の兆し

Flashといえば自分にとっては2Dアニメーションツールとして、またWebのオーサリングツールとしても1番といって良いほど長年ディープにつきあってきたツールだが、ジョブズの苦言により、HTML5がFlashに取って代わる的な世の中のムードにやられFlash案件が激減し、末端のフリーランサーにとってはかなり泣けてくる状況をFlashと共に味わい、それでもTVやプロモーション映像制作用の2Dアニメーションツールとしてその間を乗り切ってきた、我がMacintoshと共にかなり親しみ深いツールだ。

その間Flashを使ったコンテンツは、Webやスマホのインタラクティブゲームや一部のキャンペーンサイトでしか見られなくなってしまったせいでFlash離れが増加し、特に若い世代がFlashに触れなくなってしまった感がある。

また一時期Flashアニメーターという肩書きで、ライトなWebアニメーションを制作する人が結構いたが、その影響が強いせいかFlashアニメーションというと、簡単で手を抜いたアニメという印象がつきまとってしまい、コマで作る自分としては何とも残念で、Flashアニメという肩書きが邪魔になった時もあった。

良くも悪くもFlashが一旦リセットされた状態になり、HTML5も迷走している中から徐々に一般的になりそうな兆しが見え始めてきた2014年は、少しずつではあるがインタラクティブなWebサイトが増えてきた。

現在CreateJSはIE8には対応しておらず、クロスブラウザ対応という課題と動作がFlashよりも重いという点でまだ普及してない状況だが、昨年から今年に掛けて教えてもらった情報や調べている中では、ie8はswfで対応し、それ以降はjsで書き出すことのできるライブラリなども出てきているようなので、かなり明るい兆しだ。

今後の動向としては、Flashが表にでてくるというよりは、制作ツールはFlashで制作するという現場がまた復活してくる傾向になると思うので、恐らく自分の幅を活かせるWebアニメーション案件も徐々に増えてくるように思う。

また、TV用の本格的なアニメーションツールとしてもFlashは優秀なツールで、TBSに毎年研修にくるUSCの学生は、必ず1人はFlashを作画ツールとして使用している。

個人的にはFlashを使う優秀なアニメーターが増えることを望んでいるので、リニューアル後にでも、Flashを使ったTVアニメ制作のノウハウやWebアニメーションの作り方、またイラレやPhotoshopさらにはAfterEffectsとの連携などを個人的に伝授、またブログ上でも載せていければと思う。さらにはFlash以外にも、コマ撮りソフトDragonframeの使い方についても展開したいので、こちらもなんとか公開できればと思う。